僧帽弁逸脱(そうぼうべんいつだつ)
Mitral Valve Prolapse
平易な説明
心臓の中にある弁のひとつ「僧帽弁」が、閉じるときに少しだけ本来の位置を越えてしまう状態です。 心臓の左側の 2 つの部屋(左心房と左心室)の間にあるフタが、きちんと閉じきらずにわずかに”めくれる”イメージです。
漏斗胸との関係
漏斗胸では、胸郭の変形によって心臓の位置や動きがわずかに影響を受けることがあり、研究では 僧帽弁逸脱が一般より見られやすいと報告されています。
ただし、大切な点があります。
- 僧帽弁逸脱の多くは経過観察でよいとされ、症状がない人も少なくありません
- 「見つかった=危険」ではありません。程度や逆流の有無によって扱いは変わります
- 判断は、心エコー(超音波)などの検査を通して医師が行います
動悸や胸の違和感がある場合の受診の目安は、漏斗胸で動悸や胸の違和感があるときにまとめています。
この説明は診断を目的としたものではありません。気になる症状があれば、循環器内科などで相談してください。