Nuss 法による漏斗胸低侵襲修復 21 年・1215 例の経験
Twenty-One Years of Experience With Minimally Invasive Repair of Pectus Excavatum by the Nuss Procedure in 1215 Patients
論文情報
- 著者
- Kelly RE Jr, Goretsky MJ, Obermeyer R, Kuhn MA, Redlinger R, Haney TS, Moskowitz A, Nuss D
- ジャーナル
- Annals of Surgery・2010
- PubMed
- PMID: 21107118
- サンプルサイズ
- n = 1215
- 研究デザイン
- 単一センター・21 年の前向き / 後ろ向き症例集積(大規模)
- 領域
- general
論文紹介
Kelly 2010 は、Nuss 法を開発したチームによる 21 年・1215 例の症例集積研究で、 Nuss 法に関する世界最大級の長期データです。
1987 年から 2008 年までに 2378 名の漏斗胸患者を評価し、そのうち 1215 名(51%)に 外科的修復が行われました。初回手術は 1123 例、再手術は 92 例でした。 解剖学的な結果評価では、初回手術の 95.8% が good-to-excellent(良好〜優秀)と判定されました。
この研究は単一センターでの症例集積(evidenceLevel: C)ですが、サンプル数 1215 例という 規模は他の Nuss 法研究と比べて突出しており、合併症率・再手術率・長期予後の代表値として 広く参照されています。
Nuss 法を検討している患者にとって、実際の手術結果の幅を知る上での 最も信頼できる単一施設データの 1 つです。ただし、これは Nuss 法の開発元である Children's Hospital of The King's Daughters(CHKD・米国バージニア州)での結果であり、 他の医療機関での結果がそのまま同じになるとは限りません。
主要な所見
- 1987 年から 2008 年までの 21 年間で 2378 名の漏斗胸患者を評価
- 1215 名(51%)が手術対象となり、1123 例の初回手術と 92 例の再手術を実施
- 初回手術の解剖学的結果は 95.8% が良好〜優秀
- Nuss 法の長期安全性と有効性を示した最大規模の症例集積研究
- 再手術率・合併症率・抜去手術後の経過まで含めた包括的な長期データ
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