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pectus.jp のエビデンスラベル A〜D の意味は?

pectus.jp は記事・論文に「エビデンスレベル A〜D」を付けています。A は系統的レビュー/メタ解析、B は RCT、C は観察研究・症例集積、D は専門家意見・教科書レベル。さらに「漏斗胸への直接性(direct / related / extrapolated)」を別軸で表示し、エビデンスの強さと漏斗胸への当てはまり方の両方を読者が判断できるようにしています。

エビデンスラベル A〜D(研究デザインの強さ)

pectus.jp では、各記事と論文に「エビデンスレベル A〜D」を表示しています。これは 研究デザインの強さ を示すラベルです。

A(最も強い)

  • 系統的レビュー(Systematic Review)
  • メタ解析(Meta-analysis)
  • 例: Sepehri 2024(22 研究 903 名を統合した UCS メタ)

B(強い)

  • 無作為化比較試験(RCT: Randomized Controlled Trial)
  • 大規模前向き観察研究
  • 例: Stronska-Garbien 2024(10 週 RCT・n=16)

C(中程度)

  • 観察研究
  • 後ろ向き研究
  • 症例集積(case series)
  • 例: Sesia 2018(n=31 の漏斗胸 OSA 研究)

D(参考レベル)

  • 専門家の意見
  • 教科書レベルの知識
  • 個別の症例報告(case report)
  • プロトコル論文(結果未公表)

2 つ目の軸:漏斗胸への直接性(applicability)

pectus.jp は A〜D だけでは判断を誤る可能性がある と考えています。一般集団を対象にした強い論文(A ラベル)でも、漏斗胸者にそのまま当てはまるとは限らないためです。

そこで「applicability(適用性)」という 2 軸目を表示しています。

direct(直接)

  • 漏斗胸患者を直接対象にした研究
  • 最も信頼できる適用性

related(関連)

  • 関連症状や関連集団を対象にした研究
  • 漏斗胸への外挿は条件付き

extrapolated(外挿)

  • 一般集団を対象にした研究を漏斗胸に外挿
  • 「漏斗胸者にも同じ結果が出るか未検証」を必ず明記

personal(個人体験)

  • 当事者の体験ログ
  • n=1 の参考データ

2 軸の組み合わせ例

A / direct       = 漏斗胸患者対象の系統的レビュー(最強)
A / extrapolated = 一般集団の系統的レビューを漏斗胸に外挿(強いが外挿注意)
C / direct       = 漏斗胸患者対象の観察研究(弱いが直接性あり)
B / related      = 関連症状の RCT

「A だから信頼できる」と一律に判断するのではなく、研究デザインの強さ × 漏斗胸への直接性 を組み合わせて読むことが、pectus.jp の推奨スタイルです。

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