吸気筋トレーニング
Inspiratory Muscle Training
吸気筋トレーニング(IMT)
平易な説明
息を吸う筋肉(吸気筋)を鍛えるトレーニングです。 専用の機材で「重り付きストロー」のような抵抗をかけながら息を吸い込み、横隔膜・肋間筋などを強化します。
漏斗胸患者は呼吸が浅くなりがちなので、この筋肉を強化することで「呼吸の深さ」「日中眠気」「睡眠質」が改善する可能性があります。
エビデンス
Torres-Castro 2022 メタ解析(8 試験 210 人):
| 効果 | 改善幅 |
|---|---|
| 日中眠気(ESS) | -4.45 点(強い改善) |
| 睡眠質(PSQI) | -2.79 点(改善) |
| 吸気筋力(MIP) | +29.56 cmH2O(大幅改善) |
| 無呼吸の重さ(AHI) | 変化なし |
つまり「症状(眠気・睡眠質)は確実に改善するが、無呼吸そのものは治らない」のが現状の科学。
漏斗胸患者にとっての意味
漏斗胸患者は OSA リスクが高い(Sesia 2018)が、AHI を下げる効果は限定的。 ただし日常の呼吸の浅さ・眠気・疲労感には強い効果が期待できる。
「胸の形を変えずに、呼吸の質を上げる」アプローチ。
機材
- POWERbreathe(最も普及)
- Threshold IMT
- Aspire(EMST シリーズも兼ねる)
価格:5,000円〜15,000円程度
トレ法
- 強度:最大吸気圧(MIP)の 30-75%
- 頻度:1 日 30 呼吸 × 6-12 週間
- 場所:座位 / 立位どこでも可
関連
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専門的説明
- 英名:Inspiratory Muscle Training
- 略称:IMT
- 関連測定:MIP(Maximum Inspiratory Pressure / 最大吸気圧)